稲毛海岸三丁目団地は1968年（昭和43年）の入居開始以来、本年（2020年）で52年を迎えました。私が当団地に入居したのは1976年（昭和51年）でした。入居当時の当団地の印象は、広大な芝生の中に棟が立っており、周りの棟との間隔が広くまた周辺には高い建物がなく、非常に開放的で西欧風な雰囲気を感じました。又、部屋の間取りも全部屋に腰高窓（一部全面窓）があり、通風換気に優れていることが実感されました。更に、徒歩15分圏内に幼稚園・小学校・中学校があり、子供の教育に立地条件の良いことも分かりました。
　当団地は敷地総面積83,755㎡（25,336坪）の中に5階建て居住棟27棟と管理事務所等の付属施設を合わせ総面積10,752㎡（3,252坪）の建物が建てられています。敷地内は近隣の団地に比べると広大な芝生地の他に、桜、松、梅、柿、椿、等種々の樹木があり、咲き乱れる花々や果実、新緑や紅葉から、四季の移り変わりを自宅窓からあるいは団地内散策で直接感じられます。
　当団地植栽の維持管理の為、園芸担当理事はもちろん、園芸管理実行委員会や団地内有志の自主管理部隊である「植栽会」が、自主管理と外部業者に委託する委託管理を計画的に使い分け、全体の管理を行っております。当団地を訪問いただいた他団地の多くに方々から植栽状況については絶賛を頂いております。
　公園につきましては敷地内に7か所の公園があり、近隣の保育所の児童の遊び場として開放しており、走り回っている姿を見ると気持ちがほっこりいたします。但し、50年余の中で老朽化した遊具や公園内レイアウト等は、順次、更新や改善を進めています。
　近隣とのふれあいの一環として、2020年度はコロナ禍で中止しましたが、当団地の自治会が主催する毎夏に開催する団地祭があります。当団地所有の神輿を担ぎ、盛り上がっております。
　当団地も高経年マションの課題は多々ありますが、住環境の良さとそれを維持向上しようという行動を、団地内、団地外の方々に知っていただきたいと思っています。このホームページがそのために活用され、団地外の方々に情報発信し、興味を持っていただくことで、当団地の活性化に繋げたいと思いますので、宜しくお願いいたします。